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- 2021.11.17 Wednesday
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今は沢山の方々がヨーロッパに来られるので、気付いてらっしゃる方多いと思うのですが、ヨーロッパにいて、良いアイディアだな、と思うことの1つに、“ラウンドアバウト”、があります。そう、あの交差点の代わりに車がクルクル回って行きたい方向に折れていく、あれです。
この“ラウンドアバウト”に関してはイギリスやフランスの方が圧倒的に早くから普及していましたね。ドイツは後進国。でも、ドイツも漸くここ10-15年各段に増えてきました。新しい道路はもとより、もともと信号交差点だったうようなところもどんどんラウンドアバウトにしてます。これに関しては珍しく他の欧州の国々に習ったみたい。
何と言ってもラウンドアバウトの便利なところは、信号を待つ必要がないのと、行く方向が不確かな時でも何度でもやり直しがきくことですね。
今回どうして突然ラウンドアバウトの話なのかというと、前回日本に帰国した際に訪問したある企業様の最寄り駅前に、なんと!ラウンドアバウトが出来ていたのです。私が日本で目にしたラウンドアバウトはこれで2個目です。
さて、私がラウンドアバウトで最も評価するこのは、実は、前述した利便性よりも、信号を無くせる、ということなのです。
私の実家(ど田舎)は、ご多分に漏れず、どうしても車を使わざるを得ないのと、結構、商用車も多くて、道路はそれなりの交通量なのですが、それでも、大都会とは比較のしようもなく、こんな場所はラウンドアバウトで良いだろう、と感じる公差点が沢山あるのです。
それぞれの公差点は大抵信号機を伴うので、赤信号の間は車はおとなしく待つしかないわけですが、あれが皆ラウンドアバウトだったら、どれだけ時間の節約と信号機の除去(節電)になるだろう、と常々思っておりました。
確かに狭い日本で、しかも既に建物が立て込んでいる場所で新たにラウンドアバウトに作り直すのは一定の敷地を確保しなければいけないので難しいところもあるだろうと思います。でも、私の田舎なんか、田んぼの真ん中に交差点があって、車もほとんど通行してない夜でも煌々と信号が付いていて、しかも、赤信号では否応なく待つわけです。なんか大いなる無駄だな、と思ってしまうのです。
概して、日本はモノを作ることや付けることは一所懸命だけど、モノを無くす、という発想はあんまりないですよね。電球をLEDに変えるみたいのは好きだけど。
というわけで、今後の日本の交通政策の一環となればよいな、と思う次第です。
電気を大切に。